ハンドル交換:3T Forma SL to Rotundo PRO

先日、自転車仲間のCさんとぺだる小僧さんに初突撃。

ちょうどハンドルポジションを変更してテンションが上がっていたところに追い打ちを掛けるように、店内には以前から欲しいと思っていた3Tのステムが!しかも水平17°モデル。長さも丁度ピッタリ。これは運命では…
しかしこのステム、当然ながら現代のバイク用なのでハンドルはオーバーサイズ専用。私のメルクスに付いているハンドルは、3T(まだロゴが3TTT時代)Forma SLというクラシックなモデルなので、ハンドル径は当然25.8mmのノーマルサイズ。今回お買い求めしたいステムとは規格が合わないのです。
第一、3Tのステムと言えば白く抜ける3Tロゴがお洒落ポイントですが、これは(現行)3Tハンドルと組み合わせなければ実現できません。まぁ、色塗っちゃえばいいって話もありますが…。
ともあれ、ハンドルも一緒にお買い上げするのがベストな選択。

ちなみに、ステムとセットで取り付けられていたのはRotundo Pro。現行の3TドロップハンドルはRotundo、Elgosum、Elgonovaの3種類ですが、Rotundoはクラシカルなシャローハンドル。Proは一番下のグレードのアルミ製。
材質はアルミで全然オッケーですが、丸ハンドルって古臭くねぇか?今のハンドルはアナトミックで、その良さに今更になって気付いたところなのでもし交換するにしても同じアナトミックのElgosumが良いなぁ…などと思っていたのですが、実際触ってみると丸ハンドル、実に良い。下ハンの握り位置が限定されないのが良い。

ということで、前言あっさり撤回でステムとセットでお買い上げとなりました。

その後しばらく忙しく取り付けはできなかったのですが、隙を見て取り付けに成功。
ステムが若干伸びて、リーチ/ドロップは逆に縮まったので行って来いぐらいかなと思ってましたが、ステムが水平になって落差が増えたこととブラケット位置をかなり下目にセッティングしてしまったことにより、ブラケットポジションでの握り位置は1.5cm近く遠くに。

軽く近所を回ったレベルでは少しハンドル遠いな〜という程度だったので、数センチぐらいは誤差の範囲だろうと思ってましたが、
次の日、TAKEさんとKnifeさんのブルベ試走にお付き合いした際にかなり痛い目を見ました。
下ハンは明らかに握りやすいのですが、ブラケットが遠い…相対的にブラケットポジションの落差が増えたのが効いていた模様。
ハンドル全体を上方向に動かしてかなり乗りやすくはなりましたが、それでもポジションが取り辛く、1cmの差がかなり大きいことを実感した次第。

結局、スペーサーを噛ませて1cm程ステムを上げて適正値に収まるように調整。
本当は一番下まで下げるのがカッコ良いですが、水平ステムとのバーターですね。
同時にエルゴパワーの取り付け位置も若干上に補正。
これで一気に乗りやすくなりました。

ブラケットポジションではシャローもアナトミックもあまり差を感じませんが、やはり差が出るのは下ハンを持った時。
アナトミックは直線部分を持った時のフィット感は最高ですが、シャローに比べるとポジションが制限されることは否めません。
また、アナトミックだと直線部分を握った際に握った手が左右にブレるのが気になっていましたが、シャローだとカーブした面を握る形になるので、身体をよりガッチリと固定できるのが気持ち良いです。
今でもプロ選手にシャローを使っている選手が多い理由が若干ながら分かったような気がします。