KENWOOD I-K77 取り付け

こんな経過で購入したケンウッドの最新鋭1DINヘッドユニット、I-K77。

家に帰ったのはすっかり夜でしたが、早速作業開始。
ハマると周りが見えなくなるB型の悪い癖ですw

まずはオーディオを引っこ抜かないと先に進めません。
ゴルフ3あたりまでの純正オーディオは、細い針金状のものをデッキ左右に突っ込むとロックが外れる構造になっていました。専用工具があれば話は早いんですが、精密ドライバーが4本あれば代用可能なので、私はそれで外してました。

しかし、ゴルフ3〜パサートの数年の間に外し方がトリッキーになっており、何かしら突っ込むという部分は不変ながら、タダの棒は薄いカギ状のツールに進化してました。
試しに細い棒を突っ込んでみましたがノーリアクション。これはちゃんとやらないとダメそうです。

ネットを探索して、取り外しツールの正面からの画像を発見したので、それをイラレに取り込んでトレースし、サイズを推定。突っ込む部分の高さは現物から割り出せるので、縦横比さえ画像から算出できれば同じようなものができるだろうという読みです。

しかし、問題は素材。もう10時を過ぎてるので、こういう時の宝の山、100円ショップも閉店してます。
薄めの金属板はありましたが、手持ちの金属加工ツールはヤスリのみ。これで加工してたら日が暮れちゃいます。(すっかり暮れてますが)
と、ここで部屋の端っこに放置されてた使用済みプラスチックカードを発見。厚みはバッチリ、加工性は満点!硬さに関しては不安要素ありまくりですが、ダメだったら他の手考えようと思い早速加工開始。

数分でこんなのが完成。

試しに突っ込んでみると、どうも途中で引っ掛かっている様子。
縦幅を現物合わせで調整すること数回、あっさりと引き抜けちゃいました。
経費ゼロ。貧乏テクの勝利ですw

予想通り、マウント金具は昔のワーゲンと同じく、マツダ用の汎用1DINキットで問題なく入りました。コネクタ変換キットも既存品で問題なし。やっぱりワーゲン専用マウント金具は専用工具の有無だけっぽいですね。差額3000円以上あったと思うんですが・・・

ともあれ、これで取り付けの問題はなくなったのでこれにてとりあえず作業終了。寝て起きて朝メシ食ってから作業再開です。
とはいえ、残る作業は配線と取り付け、外した内張りを戻すぐらい。
iPodの接続ケーブルはグローブボックス内に出すように取り回して作業完了。

こんな塩梅になりました。

さすがに純正同様とはいきませんが、それほど違和感なくインストールできたかと。
暗くなるとこんな感じ。

ディスプレイのカラー調整はRGB各10段づつと、割とざっくりとしたものだったので、完全には色味を揃えることはできませんでしたが、昔の自己主張が激しいヘッドユニットに比べれば至って上出来です。

肝心の操作性ですが、先述の通りiPod準拠のボタン周りは直感的に使えて大変よろしいです。”memu”ボタンで階層を戻ることができるのが曲選択時の使いやすさに効いてます。

ただ、ひとつ難点も。
アーティスト一覧やアルバム一覧など、リストの数が多い項目になると読み出しが非常に遅いです。1階層4〜5秒かかってる感じ。多少イライラが募ります。
iPhone側のトラブルってことも考えられるので、一度新規に復元をして中身をクリアしてから再度試してみようと思います。

*Update
iPhoneを復元したところ、多少改善の兆しあり?
ただ、戻りの表示(アーティストのアルバム名一覧→アーティスト一覧とか)はちょっと遅いですね。
前に使ってたアルパインのCDA-9857Jiはリスト表示は速かったので尚更。
そうそうアップデートできるもんじゃないでしょうけど…

何はともあれ、iPodが聴けるようになって車内環境構築はほぼ終了。
もう弄るところはほとんどなさそうです。残念。