Bont A-One

最近の円高っぷりは自転車乗りの輸入欲をガッツリ刺激します。
わたくしも定期的なパトロールを欠かさず実施しております。

そんな中、Wiggleでまたもややっちまいました。
今回はこれからの季節に必要な防寒装備と新しいシューズを注文。
防寒装備はまだ出番がなさそうなので、実際使う頃になったらレビューすることとして。

今回の目玉は新しいシューズ。Bont A-Oneです。
Bontのロードバイク用シューズではトップモデル。カーボンモノコック構造(!)の軽量シューズで、その高剛性な構造ゆえソール部分を薄くすることが可能となり、スタックハイトはわずか3.8mm。
さらにBont社独自の熱可塑性樹脂が採用されており、熱成形が可能なのが特徴。
このシューズ、最近プロチームでも使ってる選手が多かったので気にはなってましたが、さすがにカーボンソールだけあって結構なお値段。優先順位は低めだったんですが、Wiggleで国内価格に比べるとかなりリーズナブルなお値段で出てたのでうっかりポチってしまいました。

出来る限りシューズは試着して買いたいところですが、Bontはこの辺では取扱店もありませんで、改めて足のサイズをキッチリ測り、サイズチャートを参考にポチ。
A-two、A-Threeといった下位モデルもラインナップされてましたが、シューズなどはそうそう買い換えるものでもないよなぁと思い、思い切って最上位モデルのA-Oneをチョイスしました。

今回は合計金額が高かったからか、発送後も追跡可能なEMSで送られてきました。
以前3週間経っても商品が届かずキャンセル・再発送→次の日に到着→再課金などという心底面倒臭い事態になったことがありました。やはり追跡ができる・できないでは安心感に雲泥の差があります。
手続きが速いオプションを使わなかったにも関わらず、即日ピックアップでその日のうちにイギリスを出発。
税関で4日足止め食らいましたが、トータル1週間で到着しました。優秀。

能書きはともかくとして、カッチョ良いですこのシューズ。

パテントレザー風のアッパー。デザインも他と比べればうるさくなくて良い。

ソール側はこんな感じ。モノコックが深く巻き上がるような形状になってます。
クリートは相変わらずのグリップクリート9°をチョイス。

ちなみに、今使ってるのはNorthWaveのVertigo Pro SBSというモデルで、ソールはカーボンで補強されたという触れ込みの樹脂ソールなんですが、やはり剛性はそれなりで、オレの脚力でも踏むと相当しなります。
また、どうも足の形が合ってないのか、100kmも乗ると足の先端が痺れてきます。インソールをShock Doctorに入れ替えて多少良くはなったんですが。
Bont A-Oneでこの2点の改善なるか。まぁ前者は構造上確実に改善されると思いますが…

まずは熱成形にチャレンジしましょう。何度でも成形可能ってのがウリなので。
60〜70℃で20分オーブンに入れればオッケーということですが、うちのオーブン、100℃以下の設定ができません。
発酵モードは低温ですが、40℃程度で低すぎ。ダメじゃん!

もう一つ、ヒートガンという道具を使う方法も書いてありますが、ヒートガンって何?
ググッてみたらドライヤーのお化けみたいなもののようで。そんなに高いものでもないみたいですが、時間は深夜1時。この時間帯に売ってる場所があるわけもなし。とりあえずデフォルトの状態で一度履いてみることにします。

…ある程度予想はしてましたが、猛烈に硬い!ソールだけじゃなく、アッパーも含めた全体が硬い。
このガッチリ感はスキーブーツに近いです。
ですので大変歩きにくいですが、その分ストラップを締めた時のフィット感は至極快適。
これ、成形する必要あるかしら?てな感じです。足の形が合ってるってことでもあるんでしょうが。

実際走ってみても至極好印象。
しなりが皆無で、まるでソール全体がペダルと一体化したようなフィーリングで、足裏全体で踏めてる感覚があります。
今日1日、100km以上走ってきましたが、平坦で回してる時もちろん、ダンシングする時に力が逃げないので効率もきっと上がってるんじゃないでしょうか。
足の痺れも皆無といって良いレベル。言うこと無しです。

これで熱成形してさらにフィットしたらどうなっちゃうんでしょうね。
楽しみです。