新兵器

以前記事にしたRICOH PX。

日曜日に少し時間があったので電気屋に寄って、初のハンズオン。
サイズこそ少し大きめですが、ボディは堅牢そうだし、デザインもシンプルで実に良い。
その魅力実に抗い難く、その場でお持ち帰りしてしまいました。

日曜日の蕎麦や南が丘牧場での写真は早速開封したPXで撮りましたが、実に良い。
久しく最新鋭のデジカメに触れてなかった上に、今まで使ってたPentax H90が機能的に残念だったということもあり、AFの速さやホワイトバランスがオートでバチっと合うあたりに感動。
広角端28mmのレンズもなかなか良い写りで満足の出来栄えです。収差が感じられないのは補正してるのかな。
これがコンデジで撮れた画と思うと隔世の感があります。

しかしながら、こいつの真のステージは私の背中です。
というわけで、先日のC朝練で実戦投入してきました。

まず、起動スピードは迅速で合格点。
ズームの速度はやや遅め。レバーの動きが固めなのも悪影響かな。
撮影スピード自体は至って高速で満足、満足。手ブレ補正のおかげでミスショットも減らせそうです。

しかし、何よりありがたいのは、防水・防塵構造のお陰で気を遣わずに背中のポケットに入れっぱなしにしておけること。使いたい時にサッと出してサッと仕舞える。これは非常にありがたいです。インナーズームで起動・終了時に鏡筒の出入りがないこともこの軽快感に拍車を掛けてます。

ただ、不満点もこの構造に起因しています。
レンズ前面はガラスで覆われていますが、起動時に開閉するような機構はないので、 ポケット内で蒸れるとレンズ前面に水滴が付着します。

真ん中やや上の影が水滴。特に明るい場所では目立つので、撮影前にチェックしてあげる必要がありそうです。

もう1点、レンズ部分が完全に引っ込んでいるので、指でケラレが発生すること数度。
これは慣れの問題で解決できるとは思いますが。

リコーの上位機種に比べると、マニュアル撮影に関する機能はバッサリと落としてあるので、凝った画作りをしたい向きには不適ですが、デジカメを気軽に使い倒したい方にはピッタリな機種だと感じました。
私の用途にはまさにお誂え向き。

まだ全機能は把握してませんが、おもしろ撮影機能もあるみたいなので、しばらくは色々と弄って楽しめそうです。